2023.03.18(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送
おんがく交差点第362回ゲストは虚無僧尺八奏者、善養寺惠介(ぜんようじ・けいすけ)さん。
『虚無僧尺八』とは9世紀に旅の僧が修行のために尺八を吹いていたのがキッカケで誕生しました。
虚無僧は、深編み笠を被り、顔を隠して旅する修行僧です。
善養寺さんと尺八の出会いは6歳の頃、鳶職人でちょっと変わり者?のお父様が教えてくれた……。兄も一緒に習っていたため、兄と並べられて、長い尺八でアタマをカツンとよく叩かれたそうです。
続けられたのは逃げそびれた?まさかまさかのお話も伺えますよ。
東京藝大に進まれ、尺八を学ぶことになりましたが、お父様は「あんなもんは尺八の音じゃない!」と認めなかったそう…。尺八でも虚無僧でなければ…というこだわりですね。
今回『メタル尺八』も登場、これが尺八の理想形…?でも、竹の尺八より吹きにくい?
貴重なめずらしいお話をたくさんしてくださいますよ。
小径は虚無僧の吟遊詩人的な内容に合わせて、アラール作曲「イル・トロヴァトーレ・ファンタジー」山田武彦さんの、まるでオーケストラのような豊潤なピアノでお楽しみくださいね。
コラボは〈尺八二重奏の名曲〉琴古流尺八本曲「鹿の遠音」を、善養寺さんのお嬢様で、作曲家、善養寺彩代さんが、見事にヴァイオリンとの二重奏に編曲してくださいました。
とても感動して再演できたら…と思いました。なかなかできない貴重な内容です。みなさまぜひお聴きくださいね。今回も代官山教会からお届けします。