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おんがく交差点 vol.437 チェンミンさん

2024.08.31(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第437回のゲストは、二胡奏者のチェンミンさんです。

1991年に来日され、二胡ブームの火付け役ともなられました。二胡は中国の伝統的な擦弦楽器で、2本の弦の間に弓が挟まっているのが特徴です。ヴァイオリンとは全く違う弾き方をしますが、これは乗馬と関係があるそうです。めずらしいお話、ぜひ聞いてくださいね。弓が弦の間にあるため、ヴァイオリンに慣れている私には似ているようでも、意外に演奏がむずかしいです。チェンミンさんが番組中にレッスンをして下さいましたが、勝手が違いました。

本体の材質は硬い木で、弓は竹と馬の尻尾(これはヴァイオリンと同じです)。

チェンミンさんは中国で女優としても活躍されていましたが、なぜ来日したのでしょうか? そのきっかけには将来への不安があったようです。

また、二胡にはお父様が贈ってくださった大切な言葉が記されています。「求之弦内 得之弦外」。この貴重なお話も伺えますよ。

小径では、中国・宋の時代の曲を演奏します。今年の大河ドラマで、紫式部と父親が越前で宋人たちと関わりを持つ場面が描かれました。その時代、紫式部や藤原道長たちがどんな音楽を聴いていたのかに興味を持ち、宋時代の作品を選びました。曲名は「鬲溪梅令(げいしめいれい)」、作曲者は姜夔。松本和将さんのすばらしいピアノと共にお聴きください。

コラボでは、二胡の代表曲、阿炳(アービン)作曲/森川拓哉さん編曲による「聴松(チンソン)」をお届けします。

どうぞお楽しみくださいね。