
2025.05.03(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送









おんがく交差点第472回ゲストは、[N響のヘッケルフォン]NHK交響楽団オーボエ奏者和久井仁さん。
今回はN響のヘッケルフォンを聴かせてくださいます。
ヘッケルフォンは日本に数本しかありません。作曲家ワーグナーが発案した貴重な楽器です。
ダブルリードの『赤い木管楽器』で、特徴的なことは先端が『球根形のベル』になっています。
床に置いて演奏しますが、このベルの裏側にまろやかな音を作り出す秘密がある?
リードの構造も吹き方もファゴットと同じなのに、なぜか演奏はオーボエ奏者!そのワケは?貴重なお話を教えていただけますよ。
和久井さんは中学校の吹奏楽部でホルンを希望。でもなぜか、〈希望通り〉オーボエ担当に?うそみたいな本当のお話!めったにないお話ですよ!
N響で「アルプス交響曲」のためにヘッケルフォンを吹くことになり、音はジャズにも合う?と感じていらっしゃるそうです。みなさま、大変貴重な楽器ですからよく聴いてみてくださいね。
ゲストのソロはリヒャルト・シュトラウスの「万霊節」…亡くなった方の霊を祀る…を受けて、小径はウクライナのリセンコ作曲「ウクライナへの祈り」佐藤卓史さんの美しいピアノと聴いてくださいね。
コラボは、ヘッケルフォンのソロが印象的なオペラの前奏曲。
マックス・フォン・シリングス作曲、萩森英明編曲、歌劇「モナ・リザ」前奏曲。
めずらしい楽器、なかなか聴けないですから、ぜひお楽しみくださいね。