今日は5月26日。1月26日に100歳になった父を祝ってくださって、〈元〉学生さん……今や要職にあられる方々…がいらしてくださいました。
父もこの日を楽しみにしていました。昨年も父の「白寿」を祝いにいらしてくださって、遠くからの方もいらっしゃるので恐縮でした。
父はお世話になっている施設の優しい介護士さんがコーディネートしてくださって、ちょっとおしゃれな雰囲気で出かけました。
若々しく見えるのでお会いするなり、みなさんが「いや~~先生若いわ!」とおっしゃってくださって、父も大喜び。「君は男前だなあ!」なんてはしゃいでいました。
抹茶のシフォンケーキのお皿にお祝いメッセージを書いてくださってあって感激しました
何から何までお心がこもっています
私たち音楽の勉強では小さい頃から先生と生徒は師匠と弟子…という感覚がありますが、一般大学の4年生で研究テーマにより〈大谷研究室〉にいらした方々がこんなに長きにわたって父を尋ねてくださる!私は前回も質問しましたが、「どうして?」とお訊ねしました。すると「ほかの研究室の方も、大谷研はよかったよね…」とおっしゃるそうで「まず上下関係…教授・助教授(当時はこういう呼び方、現在は准教授)・講師・助手・大学院生・大学4年生…が厳しくなくて、楽しい教室だった。」と言われました。そういうものなんですね…。
また父はいつも荷物をたくさん抱えて走り回っていた、喫茶店が好きで専門の話以外にも、話し好きなので色々な分野の話をしていた…タバコの吸い殻など落ちていたら拾ってまわっていた…などなど当時の状況もお話くださって、父も笑っていました。私にも覚えのある若い頃の父の姿が蘇りました。
「大荷物を持って走りまわる」「喫茶店が大好き」「話し好き」…なんということ! 私みたい。やっぱり似るんですね~。
字まで似ているそうです。。。
記念写真を撮る時も、タクシーに乗り込む時も、みなさんの心からの親切に、目が潤みました。
父は相当な親ばかですが、私も負けずの〈子ばか〉ですから、1日も長くこのような状態が続いたらいいなあ…と祈るばかりです