大谷康子のヴァイオリン賛歌
第1回 <尊敬>
― 聴衆の皆様とともに創りあげる10年プロジェクト ―
一連のデビュー40周年記念コンサートを終えて、ソリストとして新たな音楽人生を歩み始めた大谷康子。円熟期を迎え、自らの演奏家としての歩みや信じることを「より深く、よりわかりやすく、より楽しく」聴衆の皆様と分かち合って行きたい、大谷が40年間、あたためてきた音楽に対する想いをお客様に届けたい、その熱い気持ちからこのシリーズがスタートします。クラシックのファン層を広げたいという理念とともにお客様と一緒に築いていく10年がかりのプロジェクト。大谷が大切にしてきた宝物の数々を10回のコンサートで表現します。シリーズを通して、ご一緒に宝さがしを楽しみませんか?
シリーズの第1回は「尊敬」。東京芸術大学に学んだころ、音楽の神様たちと向き合うところから大谷の音楽人生は始まりました。そして、その尊敬の念は今も変わらず、音楽の方向性に思い悩む時、立ち返るのが、この偉大な作曲家たちの音楽です。
[出演]
大谷康子(ヴァイオリン)
練木繁夫(ピアノ)
[プログラム]
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004より “シャコンヌ”
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 op.30-2
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56