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おんがく交差点 vol.332 佐藤ぶん太さん

2022.08.20土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第332回ゲストは津軽笛奏者、佐藤ぶん太さん。
2019年、日本の横笛メインで史上初のNYカーネギーホール公演を成功させた方です。

今回の楽器は、青森・津軽のお祭りの横笛!
祭り囃子の盛んな青森県の横笛最高峰、登山囃子コンテスト最上位クラスで6回も優勝されています!
津軽笛は青森伝統の横笛で、津軽の祭事「ねぶた祭」や「お山参詣」などに使われます。

津軽笛はマーライオンで語るのがコツ…?プロになるキッカケは勘違い?
最高峰の大会で6回優勝したのに師匠に叱られた!?
えーっ?というような貴重なお話、たくさん伺えます。

小径は、青森…といえば?パッと思い浮かぶ曲です。美空ひばりさんの「りんご追分」
ひばりさんの歌い方を思い出して、ヴァイオリンで成り切ってみました。美しく支えてくださったピアノは山中惇史さん。

コラボは津軽の伝統曲「お山参詣登山囃子」萩森英明さん編曲
伝統的なお祭りをお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.331 ドミトリー・フェイギンさん

2022.08.13(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第331回ゲストはチェリスト ドミトリー・フェイギンさん。今回は〈平和への祈り〉の回でもあります。
 フェイギンさんはモスクワ出身、ご両親も有名なチェリストです。お祖父さま、お父さまは🇺🇦ウクライナの第2の都市、ハリコフ出身!お母さまはグルジア出身。
 1991年にデビュー、その年、第1回ショスタコーヴィチ国際室内楽コンクールで優勝。1993年に初来日、2003年からは東京音楽大学で、教鞭を執っていらっしゃいます。
 生まれる前、お母さまのお腹の中で、チェリストのお母さまが演奏する「ある曲」の時だけ、暴れた!どうしてかな?番組を観てのおたのしみ!
 東京音楽大学の教授になって学生たちより成長した!…と思ったら、学生たちにも世界的な変化が…?貴重なお話、ぜひお聞きくださいね。
 小径は、フェイギンさんのお祖父さま、お父さまの故郷、🇺🇦ウクライナの作曲家グリエールの「ロマンス作品3」山中惇史さんの美しいピアノと聴いてください。
 コラボはプロコフィエフ(🇺🇦ウクライナのドネツク州生まれ。)作曲「戦争と平和 作品91」より「ワルツ」編曲ベコヴァシスターズ
 〈音楽のちから〉で世界がなかよくできることを願います。

おんがく交差点 vol.330 金城弘美さん

2022.08.05(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第330回ゲストは[八重山民謡歌手]金城弘美(きんじょう・ひろみ)さん。
金城さんは17歳で八重山古典民謡最優秀賞を受賞されました。
八重山民謡は、沖縄民謡とは違い、神に捧げる歌から始まった土着的な労働歌です。
沖縄の三線は竿が短くて、胴体はニシキヘビの皮が張られていますが、調弦は三味線と同じです。
金城さんは幼い頃、わらべ歌や、祖父の「金銀の扇子の柔軟体操の曲」を聴いて育ち、悪いことをすると、「♪みみちりぼーじぬたっちょんど~」?沖縄のわらべ歌は怖い?
今年は沖縄本土復帰50周年ですから、小径は萩森英明さん作曲「沖縄交響歳時記」…… 沖縄の四季が描かれた大作です。琉球交響楽団の演奏で感激したこの作品から抜粋して、ヴァイオリンとピアノに萩森さんご自身に編曲していただき、佐藤卓史さんの美しいピアノと弾かせていただきました。
コラボは〈八重山のブルース〉といわれる八重山民謡「とぅばらーま」(編曲: 萩森英明) 小林紀子さんのすばらしい笛とともにお聴きくださいね。

おんがく交差点 vol.329 コラボレーション名曲集第36弾!

2022.07.30(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送📺

 おんがく交差点第329回はコラボレーション名曲集第35弾!
 今回も豪華なゲストと大谷康子さんのコラボレーションをお楽しみください。
 ほかではなかなか聴けない貴重なコラボです!

ペルシアの打弦楽器サントゥール: 岩崎和音さん
「キャラバンサライ」
作曲: 喜多郎
編曲: 萩森英明

アラブ楽器の王様ウード: 常味裕司さん
「ダーリジ・ヒジャーズ」
ムアッシャハー(宮廷歌曲) 
編曲: 萩森英明

ケニア伝統太鼓ンゴマ: 大西匡哉さん
「Mali ya Mungu~すべての命はたからもの~」
作詞・作曲: 大西匡哉 
編曲: 萩森英明
(大谷スタッフ)

おんがく交差点 vol.328 アンサンブル音泉

2022.07.23(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送
 おんがく交差点第328回ゲストはアルプホルン「アンサンブル音泉」
 草津温泉で活動する4人組『アンサンブル音泉』おんせん!粋ですね。
 前原尚規さん、在原豊さん、村田厚生さん、首藤健一さん。
 
 アルプホルンは全長340㎝の長ーいスイス・アルプスの伝統楽器。木製なのに金管楽器!
 4人の楽器は自分たちで作り(製作期間は10日から2年のことも!)本番のものより音が良いとか。なが~いけど運ぶ時は3つに分割できる優れもの。
 メンバー4人は、普段はトランペットやトロンボーンのクラシック演奏家です。草津温泉でアルプホルンを演奏することになったワケもお話くださいますよ。
 
 小径はアルプスといえば、ロッシーニ作曲「ウィリアム・テル序曲より」佐藤卓史さんの素敵なピアノと聴いて下さいね。
 コラボはアルプホルンのための作品。「アルプホルン・ファンタジー」横山 真男さんの編曲で。
 アルプスにいると錯覚するような音色、形。お楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.327 原田幸一郎さん

2022.07.16(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第327回ゲストはヴァイオリニスト・弦楽四重奏のレジェンド 原田幸一郎さん。
 世界に名を轟かせた名クワルテット『東京クワルテット』の第1ヴァイオリンを12年間務め、ミュンヘン国際コンクールで優勝して『弦楽四重奏のレジェンド』といわれる名手です。

 ジュリアード音楽院に留学して、『伝説のヴァイオリン教師』から学んだことは〈右手〉?この、教師とは名ヴァイオリニストを育てたことで有名なガラミアン先生とディレイ先生!お二人ともご自身ではほとんど演奏されなかった?貴重なお話です。お聞き逃しなく。
 カルテットの極意は4人のケンカ! でもそこまでしてハマる理由は……ベートーヴェンにある?最近は指揮者としても活躍中ですが、挑戦して気づいたことがあるそうです。さて?

 原田先生のソロはモーツァルトの名曲、ヴァイオリン・ソナタK.304 第2楽章
 小径は〈ウクライナの第2の国歌〉といわれる「メロディ」作曲: ミロスラフ・スコリク。佐藤卓史さんの美しいピアノと心を込めて演奏します。
 コラボはやはりウクライナ🇺🇦出身の作曲家、グリエール作曲。めずらしいヴァイオリン二重奏曲「12のヴァイオリン二重奏曲 作品49より第1曲 アンダンテ」今大変な状況のウクライナ🇺🇦、毎年伺っていたウクライナに心を寄せて演奏します。
 優秀なヴァイオリニストやカルテットを育てていらっしゃる原田先生のお話、また演奏をお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.326 南こうせつさん

2022.07.09(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第326回ゲストは、フォークシンガー南こうせつさん。
 国民的な歌手、南こうせつさんは1970年のソロデビューから50年以上、第一線でコンサート活動をされています。ソロデビューの直後に「かぐや姫」を結成され、「神田川」「赤ちょうちん」「妹」などミリオンセラー多数。
 現在は大分県にお住まいです。新型コロナの影響で、異変が。
 田舎で野鳥を心配したら……?逆に心配されたお話や新曲「夜明けの風」誕生秘話も語ってくださいますよ。

 影響を受けたフォークグループや、森山良子さんとの歌……たくさんすばらしいお話も満載!
 チャリティコンサートでもご一緒させていただいていましたが、お人柄もすばらしい方です。

 こうせつさんが新曲「夜明けの風」を披露されたので、(ヴァイオリン佐久間順平さんピアノ大山泰輝さん)それを受けて私のコーナー小径は「南から吹く風」を、と思いまして、イングランド民謡「風よ、南から吹け」佐藤卓史さんの爽やかなピアノとお聴きください。
 コラボは『これを絶対お願いしたい!』と思い、リクエストさせていただきました。喜多條忠さん作詞南こうせつさん作曲「神田川」大山泰輝さんのすばらしいピアノと弾かせていただきました。本家本元のヴァイオリン佐久間順平さんも聴いていらっしゃる前で……。
 いつ聴いても名曲、最初のフレーズが始まった途端、心が震えて涙が溢れてとまりませんでした。本番は泣かないでがんばりました!

おんがく交差点 vol.325 中村仁美さん

2022.07.02(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第325回ゲストは篳篥奏者、中村仁美さん。

 雅楽の楽器・篳篥!古典はもちろんですが、ソロ楽器としての篳篥の魅力を追求して独奏曲やアンサンブル曲も演奏。「伶楽舎」のメンバーでもあります。
 篳篥は小さな竹の縦笛。オーボエと同じ〈リード楽器〉の仲間ですが、実は二枚舌の草笛?リードは〈舌〉と呼ばれ、アシで出来ているのにヨシ?オーボエとは違うヒミツも伺えますよ!
 中村さんは元々ピアノを弾いていらして、そのうち民族楽器に傾倒していく内に雅楽にたどり着いたそうです。
アラブ音楽ともコラボしていらっしゃる理由は、「雅楽以前の篳篥の音」を引き出したいから……意欲的なお話をぜひお聞きくださいね。

 中村さんのソロが、〈夏の調子の雅楽曲〉である「黄鐘調調子」(おうしきちょうのちょうし)ですから、お迎えする私の小径は〈夏の定番クラシック〉ヴィヴァルディ作曲四季より「夏」第3楽章。山田武彦さんのすばらしいピアノでお聴きください。
 コラボは雅楽曲「蘭陵王」(らんりょうおう)萩森英明編曲。

おんがく交差点 vol.324 長谷川陽子さん

2022.06.25(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第324回ゲストはチェリスト長谷川陽子さん。
 フィンランドのシベリウス・アカデミーで学び、今年デビュー35周年、ベートーベンのチェロ・ソナタ全曲演奏!今だからこそ弾ける??貴重なお話も伺えます。
 お父様は評論家で、日本の音楽界を温かく支えてくださった長谷川武久さん。私も学生時代から色々教えていただいてお世話になりました。お母様のピアノと共にヴァイオリンを弾いていらっしゃいました。ところが、その影響で?陽子さんは、ヴァイオリンは『変な音がする』と思っていた…とか。どういうことなんでしょうね。
 3歳の時、20世紀最高のチェリスト、パブロ・カザルスの音色に魅せられ、学生時代はヨーヨー・マの追っかけ!
 陽子さんの師匠もカザルスを敬愛していて、その教えは「歌いなさい」そうしたら、ヨーヨー・マにも褒められた!やはり音楽は歌ですね。あたりまえのように思われるかもしれませんが、コンピューター?みたいな演奏をする方も増えていますからね…。
 陽子さんのソロは、今年テーマにしていらっしゃるベートーベン作曲「チェロ・ソナタ第3番より第1楽章」
 そして今回の小径は、陽子さんのお父様からいただいた、私の〈宝物〉を演奏させていただきます。武久先生がお若い時にめずらしい楽譜をウィーンで手に入れられました。アラール作曲「椿姫ファンタジー」です。のちに、「大谷さんに向いていると思うから、弾いてね。」と、楽譜を下さいました。それはSONYからの、2枚めのCDを収録する4日前のこと。今では売られていない貴重な楽譜をいただき、CDのタイトルも「椿姫ファンタジー」となり、いまだにベストセラーとなっています。この中から小径では「プロヴァンスの陸と海」山田武彦さんの、素敵なピアノと聴いてくださいね。
 武久先生の優しいお声やお顔が蘇って、うるうるしました。今、この作品が、私の看板のようになって活動させていただいているのも、武久先生のおかげです。ありがとうございます!
 そしてコラボは、陽子さんが留学されたことにちなんで、シベリウス作曲「ピアノ三重奏曲 アレグロ JS27」
 爽やかな作品。お楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.323 山田武彦さん

2022.06.18(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第323回ゲストは、ピアニスト・作曲家山田武彦さん。
 東京芸大附属音楽高校、同大学で作曲を学び、パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科を満場一致の首席で卒業。
 パリ音楽院コンセルヴァトワールで学んだのは『顔』?作曲の極意は『顔』にある?
 番組でも素敵なピアノを披露してくださっていて、先週はピアニカ+ピアノという技も聴かせてくださいました。
 幼い頃からまるでモーツァルトのように、演奏して作曲していたそうです。テレビから聞こえる〈変な音〉で伴奏を覚えた?とか。
 尊敬するのはベートーベン!これが小朝師匠を触発するお話で、師匠が悪ノリして、フランク永井のモノマネまでして進行を妨害?大ノリです。つまり、ベートーベンは2回繰り返して3回めに変化させる……ナントこれはお笑いと同じ手法ですって!
 山田さんは曲のタイトルを考えるのが好きですって。ですからゲストのソロはコロナの終息を願った曲「ミルクの王冠2020」
 今回コラボを特別2曲。まずピアソラを和風にした作品、山田武彦作曲「ピアソラのリベルタンゴを聴いて」
 2曲めは山田さんが満場一致で首席卒業されたパリ音楽院の先輩、セザール・フランクの若き日の貴重な作品、「アンダンティーノ・クィエトーゾ変ホ長調op.6」
 芸大附属高校時代からすでに〈教授〉というニックネームで慕われていた山田さんの才気溢れる作品、演奏をお楽しみくださいね。