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おんがく交差点 vol.467 上野通明さん

2025.03.29(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第467回ゲストはチェリスト上野通明さん。
 2021年ジュネーブ国際コンクール、チェロ部門で日本人として初優勝されました。
 私は上野さんが小学生の時に出会って、すばらしいチェリストになるだろうなあ…と感じていました。

 パラグアイ生まれでスペイン育ち!
 チェロのきっかけが、なんと4歳の時に聴いたヨーヨーマ演奏のバッハ「無伴奏チェロ組曲」だそうですよ!
 チェロが欲しくて欲しくて、ご両親に頼んでいたところ、5歳のクリスマスに思いがけないことが…。宝くじがあたって、こども用のチェロがクリスマスプレゼントとして届いた!宝くじのおかげですね。

 私が東京交響楽団のソロ・コンサートマスターを務めていた時に、「こども定期演奏会」(大友直人さん指揮)に、通明さんが参加されました。
 オーケストラの中に入って、一緒に演奏します。あまりにうますぎてびっくり!翌年には大友直人さん指揮で、ソリストとして再登場されました。
 この、こども定期演奏会からは、ご一緒したおちびちゃんが、多くのすばらしい音楽家に育ちました!
 音楽界に大きな貢献となりましたね。
 通明さんはコンクールでの優勝経験が多数ありますが、優勝よりも大切なものがあるそうですよ。いいお話をされます!一体、それは何でしょうね。聞いてくださいね。

 通明さんがブラームスコンクールでも優勝されているので、小径はブラームス作曲ヴァイオリン・ソナタ第2番 第3楽章
 佐藤卓史さんのすばらしいピアノとお聴きください。
 コラボはブラームスが見いだした作曲家で、有名なチェロコンチェルトの作曲家でもあるドヴォルザーク作曲 ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調「ドゥムキー」Op.90より第一楽章
 才能溢れる演奏をお聴きくださいね。

おんがく交差点 vol.466コラボレーション名曲集第60弾

2025.03.22(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第466回はコラボレーション名曲集第60弾!
今回は『民族楽器』と『歌うヴァイオリン』の珠玉のコラボレーションをお楽しみください。
ほかではなかなか聴けない貴重なコラボです!

ドゥドゥク: 樽見ヤスタカさん
「アルメニア音楽メドレー」
(「アラギャズ山」「親愛なるショヘルへ」)
編曲: 萩森英明

ドゥタール: 駒﨑万集さん
「オハンギシャルキ」
作曲: ムハンマドジョン・ムミノフ
編曲: シロジッディン・ジュラエフ / 駒﨑万集

揚琴: 金亜軍さん
「ひばり」
作曲: ディニーク
編曲: 萩森英明

(大谷スタッフ)

おんがく交差点 vol.465 吉田秀さん

2025.03.15(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第465回ゲストはコントラバス奏者、吉田秀さん。

 長年NHK交響楽団首席奏者も務めていらっしゃる「秀(しゅう)ちゃん」こと吉田 秀さん。
 元々ギタリストを目指していたのに、コントラバスを選んだワケ?ギターと意外な共通点がある?興味深いお話を聞かせてくださいますよ。

 指揮者をあまり必要だと感じていない?とか。「指揮者より指揮者」なのがコントラバス…。指揮棒に頼らない自主的な音楽を奏でていらっしゃる証拠ですね。
 クレーメルやアルゲリッチなどの巨匠とも共演して、「自由な演奏」なのに、合っている!のが巨匠……アンサンブルの本質をついたいいお話をしてくださいます。ぜひお聞きください。

 今までやらかしちゃった?ことと言えば、練習中に居眠りして、本番では自信満々にやらかす?おもしろいお話!
 また昔のN響では恐怖も感じたそうです。『対岸のヴァイオリン』が演奏しないと恐怖、その意味は?ふだんなかなか伺えないお話も飛び出します。

 ゲストソロはコントラバス奏者で指揮者だったクーセヴィツキーの作品。
 コントラバス…といえば活躍するアンサンブル作品の一つがシューベルト作曲ピアノ五重奏曲「鱒」です。小径は鱒の有名なテーマを山田武彦さんの美しいピアノと演奏します。
 コラボはピアソラ作曲「ヴァイオリンとコントラバスのための5つのタンゴ」より「第1曲 J’attends」「第5曲 アディオス・ノニーノ」
 お話、演奏をお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.464 三浦みゆきさん

2025.03.08(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第464回ゲストはコンサーティーナ奏者三浦みゆきさんです。
 三浦さんは、日本のイングリッシュ・コンサーティーナ演奏の第一人者です。

 コンサーティーナとは、産業革命期1829年に、イングランドの物理学者が発明した楽器だそうです。小型の蛇腹楽器で、1オクターブの音が左右の鍵盤に分けてあります。黒檀と羊の皮でできています。
 今回小さいコンサーティーナも紹介してくださいます。ピッコロのような高音ですが、、なんと!実演で問題発生?

 幼い頃はピアニストとシュヴァイツァー博士に憧れていた?ドイツに留学されて、アコーディオンに転向されました。その後、楽器の輸入代理店で、コンサーティーナと運命の出会い!演奏のきっかけは?苦情?だったようです。わからないものですね……。

 三浦さんは自作の素敵なソロを。
 小径はコンサーティーナの作曲家として最も有名なリチャード・マニング・ブラグローグ作曲「イギリス風幻想曲」から
「カーリーヘアーの田舎の少年」「アラン用水の堤防」「熟したチェリー」「英国風伝統のローストビーフ」

 おもしろいタイトルですね。山田武彦さんの素敵なピアノとお聴きくださいね。
 コラボはイングランド民謡「グリーンスリーブス」を萩森英明さんの美しい編曲で。
 素朴でかわいらしい音色をお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.463 池上亘さん

2025.03.01(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第463回ゲストはトロンボーン奏者、池上亘(いけがみ・こう)さん。

 池上さんはN響で演奏されていますが、ソロでもCDをリリースされたり活発な活動をされています。

 トロンボーンは教会のミサで活躍した起源が古い楽器。『神の楽器』と呼ばれています。とっておきのお話をしてくださいます。
 実は左腕だけが太くなる楽器だそう?演奏の時、楽器は左肩に乗せていない?!その理由とは?びっくり。お聞き逃しなく。

 池上亘さんは東京藝大在学中に、私と同じオーケストラに入団してきました。その後、私が移籍したオーケストラでもまた一緒になりました。まるで姉弟のようかな?

 『ノる』演奏について小朝師匠から訊かれた池上さんは、「『ノる』演奏といえば大谷さん。」と答えたので、私はえ?なぜ?と思いました。
 池上さんは「大谷さんはどんな作曲家ともすぐになかよくなれる演奏家だから。」と。弟?はそんなふうに、私を見ていてくれたんだなあ…とうれしかったです。

 池上さんの初のソロ・アルバムはマイナー曲ばかり。音大(洗足学園音楽大学教授)で教鞭をとる教師ならでは…の選曲だったようですよ。貴重なお話、聞いてくださいね。

 池上さんのソロ、デンマークの作曲家 ヨルゲンセンの美しい「ロマンス」を受けて、小径はモーツァルト。
 トロンボーンが印象的な「レクイエム」からラクリモーサ(涙の日)山田武彦さんの美しいピアノとお聴きください。
 コラボは、作曲:アーサー・ウィラード・プライヤー、編曲: 竹島悟史。コンサートワルツ「愛の想い」

 トロンボーンのソロもかっこいい!素敵な曲を提案してくださった池上さんに感謝。楽しいコラボです。みなさま、ぜひお聴きくださいね。

おんがく交差点 vol.462 飯森範親さん

2025.02.22(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第462回ゲストは指揮者飯森範親(いいもり・のりちか)さん。
 常に活躍し続けている指揮者です。私も40年以上前から、存じ上げていますが、印象も若々しくかわらないですね。

 音楽の道へのきっかけは、専門家ではないお父様とか?お祖父様もチェロをたしなまれて、指揮者の朝比奈隆先生と京都大学時代ご一緒されていたそうです。
 10歳の時に、「ボレロ」を聴いて、お経みたい?と思いながらも感動して指揮者に目覚めた!貴重なお話、伺えますよ。

 桐朋学園大学指揮科を卒業後に留学され、N響でも活躍された指揮者、サヴァリッシュに師事。指揮棒がモノを言う!そして学んだのは読譜力!
 飯森さんはいつも楽譜を持ち歩いていらっしゃるそうですが、実は私も同じです。楽譜は見る度に発見があり、楽しいし勉強になりますよ。気さくに色々なお話を聞かせてくださいます。必見!

 飯森さんのソロ、ピアノでバッハを、感動的に弾かれました。小径は飯森さんが音楽総監督を務められたヴュルテンブルグにちなんでブラームスの作品。ヴァイオリン・ソナタ第3番から第1楽章を、山田武彦さんのすばらしいピアノとお聴きください。
 コラボは、「アヴェ・マリア」(バッハ/グノー)飯森さんも私も大変お世話になった指揮者秋山和慶先生のご逝去を思い、2人でこの作品を演奏する偶然にも縁を感じて、心を込めて演奏しました。

おんがく交差点 vol.461コラボレーション名曲集第59弾

2025.02.15(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第461回はコラボレーション名曲集第59弾!
今回も豪華なゲストと大谷康子さんのコラボレーションをお楽しみください。
ほかではなかなか聴けない貴重なコラボです!

ンゴニ: アラカリ大輔さん
「ファソデヌ」 
西アフリカ伝統音楽
編曲: 森川拓哉

ビリンバウ: 渡辺亮さん
「ビリンバウ」
作曲: バーデン・パウエル
編曲: 森川拓哉

カヤグム: 金オルさん
「アリラン」
朝鮮民謡
編曲: 萩森英明

(大谷スタッフ)

おんがく交差点 vol.460 福澤宏さん

2025.02.08(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第460回ゲストはヴィオラ・ダ・ガンバ奏者福澤宏(ふくざわ・ひろし)さん。
 日本のヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者です。

 ヴィオラ・ガンバは『足のヴィオラ』という意味で、楽器を足で支えて演奏します。

 見た目はチェロのようですが、弓の使い方は民族楽器と同じで、ギターとも共通点がある?とか。

 大学時代、福澤さんは趣味でギターを弾いていらっしゃいましたが、弓で弾くヴァイオリンに憧れたそうです。
 とある出会いから『ガンバ』に転身。オランダの音楽院に留学されましたが帰国後の成果は、さて?本音で色々お話くださいますよ。

 バロック音楽にハマったきっかけは台風情報だった?高校時代の深夜ラジオが運命を決めた?意外なお話も飛び出します。

 福澤さんのソロはガンバの名演奏家だったマラン・マレの作品。
 小径はガンバが活躍した時代の作品です。
 ウッチェリーニ作曲「ソナタ作品5-1」素敵なピアノは山田武彦さん。
 コラボはルネッサンス末期の作品。
 トマス・モーリー作曲「2声のファンタジア」から「サンポーニャ」「狩猟」
 いつもとは違う演奏方法をしていますから、注目してお聴きくださいね。

おんがく交差点 vol.459 石塚隆充さん

2025.02.01(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第459回ゲストはフラメンコ歌手石塚隆充(いしづか・たかみつ)さん。

石塚さんは日本を代表するカンタオール!
「カンタオール」は男性のフラメンコ歌手です。女性は「カンタオーラ」です。

お父様はクラシックのギタリスト。でもお父様があまりに厳しくて、隆充さんはフラメンコの分野に進まれました。
高校1年の時に、フラメンコギタリストのパコ・デ・ルシアに感動されて、歌に目覚められたそうです。貴重なお話をざっくばらんにして下さいます。
そして本場のスペインに留学。お父様はどういう反応でいらしたでしょうか。気になりますね。本場では明け方でも歌が飛び交う!
日本語のフラメンコを作られた!どうしてでしょう。フラメンコ愛をお聞きくださいね。

今回、教えていただいて、師匠と私、石塚さん3人で手拍子「パルマ」に挑戦!なかなかむずかしいんですよ…。
ゲストのソロはスペイン民謡を姉(石塚まみさん)弟(隆充さん)でコラボ。小径はアレクセイ・イグデスマン作曲「フラメンコ・ファンタジー」(無伴奏曲)
コラボは楽しいタンゴ「想いの届く日」(作詞: アルフレード・レ・ペラ, 作曲: カルロス・ガルデル, 編曲: 石塚隆充/石塚まみ)
情熱的な雰囲気をお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.458コラボレーション名曲集第58弾

20254.01.25(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第458回はコラボレーション名曲集第58弾!
今回も豪華なゲストと大谷康子さんのコラボレーションをお楽しみください。
ほかではなかなか聴けない貴重なコラボです!

ハンドフルート: CHILDHOOD
「トランペット吹きの休日」 
作曲: ルロイ・アンダーソン 
編曲: 臼田圭介

コカリナ: 黒坂黒太郎さん
「ひばり」
作曲: ディニーク
編曲: 萩森英明

能楽一噌流笛方: 一噌幸弘さん
「オーロラのごとく巻雲のごとく」 
作曲・編曲 一噌幸弘

(大谷スタッフ)