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おんがく交差点 vol.348 佐々木亮さん

2022.12.10(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第348回ゲストはヴィオリスト・N響首席ヴィオラ奏者、佐々木亮さん。
 2008年からNHK交響楽団の首席ヴィオラ奏者を務めていらっしゃいます。

 ヴィオラはヴァイオリンよりひと回り大きくて中音部を受け持つことが多いです。番組で大きさを比べさせていただきました。写真をご覧くださいね。
 一般的に使われる「ト音記号」ではなくて「ハ音記号」の楽譜を演奏します。

 3歳でピアノを始めたそうですが、ピアノは頭が混乱する?と断念して、ヴァイオリンはラクだった?
 ジュリアード音楽院に入学後、ヴァイオリニストになるために励んでいたら、川崎雅夫先生に「ヴィオラ」を渡され、勧められた。この瞬間がまさに奇跡の出会い!「この楽器を一生弾いていく!」と確信されたそうです。
 ヴィオラはサンドイッチの中の具のようなもの……というお話も飛び出しましたよ。

 佐々木さんのソロ、シューマン作品にあわせて、私の小径もロベルト・シューマン 「3つのロマンス」より第1曲。佐藤卓史さんの美しいピアノとお聴きください。
 コラボはアレッサンドロ・ロッラ作曲 「ヴァイオリンとヴィオラのための3つの二重奏曲Op.15 第1曲」実は私、佐々木さんが東京芸大附属音楽高校時代から、すばらしい才能や音色に注目していたんです!
 みなさまもぜひ豊かな音色、表現を存分にお聴きくださいね。

おんがく交差点 vol.347 村治奏一さん

2022.12.03(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第347回ゲストはクラシックギタリスト村治奏一さん。

村治奏一さんは言わずと知れたギタリストご一家。父・村治昇さんから手ほどきを受け、姉佳織さんもギタリスト。
こどもの頃からお父様のギターの音が目覚まし代わり。英才教育を受けて育ち、でも練習はイヤでサボりも上達して、、

姉とは、別々の留学先に進学。その留学先は姉から勧められ、紹介されて決めたそうですよ。
そして周りに外堀を埋められてしまい、反抗期はなかった?でも決心するまでが大変だった!なかなか聞けないお話が次々。

CDデビューしてもプロではない、留学先では優勝しても曲を弾かせてもらえなかったとか!きびしいですね。
姉の背中を見てきた奏一さんですが、最近は姉からアドバイスを求められたりするそうですよ。

小径はサラサーテ作曲「ファウストの思い出」佐藤卓史さんの素敵なピアノと聴いてください。
コラボはバルトーク作曲「ルーマニア民俗舞曲 第2、4、6曲」
リズムと共に、美しい歌が聞こえます!
どうぞお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.346 コラボレーション名曲集第39弾!

2022.11.26(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第346回はコラボレーション名曲集第39弾!
 今回も豪華なゲストと大谷康子さんのコラボレーションをお楽しみください。
 ほかではなかなか聴けない貴重なコラボです!

東京藝術大学第10代学長: 澤和樹さん
「2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品」 第1曲 前奏曲 第5曲 ポルカ 
作曲: ドミトリー・ショスタコーヴィチ

NHK交響楽団名誉コンサートマスター: 堀正文さん
「2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲より」
作曲: バルトーク・ベーラ

ヴァイオリン親子鷹: 三浦章宏さん&三浦文彰さん
「3つのヴァイオリンのためのブルレスケ」
作曲: フリードリヒ・ヘルマン
(大谷スタッフ)

おんがく交差点 vol.345 渡辺亮さん

2022.11.19(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがくかく交差点第345回ゲストはブラジル一弦琴ビリンバウ奏者、渡辺亮さん。

 ビリンバウは弦が1本だけのブラジルの民族楽器です。元々アフリカ生まれの楽器で、ブラジルの伝統武術カポエイラで使用されます。
 弓を叩いても響かないから口の中に突っ込んじゃった?それから『ひょうたん』をつけた ? びっくりするお話が飛び出して、私も師匠も口をあんぐり!
 振動はおなかで調整するそうですよ。そして音階は石で変える!

 渡辺さんはマイルズ・デイヴィスに憧れて音大ではなくて美大に進学。サンバと妖怪にハマった!
 初めてビリンバウ奏者に会って言った言葉は「あなたは私の先生です!」えーっ!何で??

 小径はサッカーでおなじみのベリーニ作曲「サンバ・ド・ブラジル」乗り乗りで楽しく弾いてくださるのは佐藤卓史さん。
 コラボはビリンバウならでは……の曲、バーデン・パウエル作曲「ビリンバウ」

 なかなか出会えないめずらしい楽器です!
 みなさまぜひおたのしみに。

おんがく交差点 vol.344 アレッサンドロ・ベヴェラリさん

2022.11.12(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第344回ゲストはクラリネット奏者アレッサンドロ・ベヴェラリさん。

 イタリア出身で日本在住のアレッサンドロ・ベヴェラリさんは2017年から東京フィルハーモニー交響楽団の首席クラリネット奏者を務めています。
 こどもの頃は「ピンク・パンサーのテーマ」に憧れて、本当はサックスを吹きたかったとか。かわいいお話。
 プロを目指すキッカケはナント!自分はクラリネット奏者なのに、ピアニスト内田光子さん!意外なお話が飛び出します。
 イタリアから音楽のために日本に来て、意外な展開で東京フィルの首席奏者になりました。そして首席奏者として活躍中なのに国際コンクールを受けまくり!どうして?そのワケも話してくださいますよ。

 小径は「玉葱の歌~クラリネットをこわしちゃった」玉葱の歌…フランス軍歌・行進曲のリフレイン部分はフランスの童謡、クラリネットをこわしちゃった…と全く同じなんです。編曲: 山田武彦さん。美しいピアノも山田さん。
 コラボはストラヴィンスキーの代表曲「兵士の物語第1曲 第5曲」
 貴重なお話とともにお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.343 西沢信亮さん

2022.11.05(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第343回ゲストはサーランギ奏者、西沢信亮さん。

 サーランギとは弓で奏でる北インドの伝統的な楽器です。王様や貴族に向けて演奏する〈宮廷音楽〉のための『100の音色』の楽器です。
 胴体は1本の木をくり抜いて作られ、表面には山羊の革、弦は全部で39本!……でも弓で実際に弓で弾くのはナント!3本だけなんです。あとの弦は弓で弾かなくても響いてくれる共鳴弦。
 右手の弓で弦を擦り、左手の爪の付け根で弦を押さえ、音階を変える!…痛そう、、

 インド音楽に興味を持ったきっかけはビートルズ?楽器の先生は現地で見つけた?西沢さんは『左手が超絶技巧の曲』を
 小径はインドにまつわるポルカ、ヨハン・シュトラウス2世作曲「インドの舞姫」趣のあるピアノは山田武彦さん。
 コラボはツムリ(インド古典民謡)「パラジョリ・ナヒ・レ」森川拓哉編曲
 めずらしいコラボ!ぜひお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.342 原田慶太楼さん

2022.10.29(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第342回ゲストは指揮者・サックス、原田慶太楼さん。
 2021年に東京交響楽団の正指揮者に就任。

 ミュージカルが原点!『ウエスト・サイド・ストーリー』に憧れ…本当は踊りたかった?
 サックスを始めて、マエストロ・フェネルの影響で指揮志望に!

 世界的な指揮者ロリン・マゼールの家に住み込みで修行。ナント!実は…飛び込みだった!
 学んだのは指揮は顔でするモノ、『手を使わない指揮』
 大指揮者の最後のメッセージなど、貴重なお話を伺えますよ。

 現在もアメリカ在住で、日本の若い作曲家を応援するコンサートにも積極的です。

 原田さんが日本での活動を本格的に始められた時、1日でヴァイオリンコンチェルト4曲×2回!の、とてつもないコンサートのヴァイオリンが、大谷康子でした。
 マエストロの的確な指揮で、コンサートは大成功でした。

 今回は、原田さんが特別にサックスの演奏を披露。『指揮者のサックス』と『歌うヴァイオリン』が趣の違うピアソラ2曲でコラボする…!!

 小径は原田さんの原点にちなみ、映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」より、「カデンツァ&ファンタジー」(作曲: ジェリー・ボック/編曲: ジョン・ウィリアムズ)素敵なピアノは山田武彦さん。

 コラボはピアソラ作曲「リベルタンゴ」と「オブリヴィオン」(編曲: 坂東邦宣)
 今回も是非お楽しみください。

(大谷スタッフ)

おんがく交差点 vol.341 清水ミチコさん

2022.10.15(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第341回ゲストは歌手清水ミチコさん。
モノマネ女王で知られる清水ミチコさん。そのピアノがとてもすばらしいので、ピアノ弾き語りでも本格的に活動され、武道館でもライブを開催されています。すごいですね!

ピアノがないと生きていけない?上京した短大時代は、中古ピアノ店で弾き続けてストレス解消していたとか。
本当にピアノ演奏が好きなんですね。

今の芸風はご両親が経営されていたジャズ喫茶のおかげ?ピアノでもモノマネできてしまう?
「猫ふんじゃった」をモーツァルト風やベートーベン風にしたら?
ユーミンの今と昔をモノマネで比較したり、憧れの矢野顕子さんとは〈ダブル矢野顕子〉しちゃった?
おもしろいお話をたくさん。貴重な機会です!とっても楽しい内容で、大笑いしてしまいました。

小朝師匠も乗せられてモノマネを披露さる、私は?ヴァイオリンでモノマネしましたよ!

小径は〈戦後昭和歌謡メドレー〉
並木路子「リンゴの唄」
美空ひばり「東京キッド」
笠置シヅ子「東京ブギウギ」
山田武彦さん編曲、そして素敵なピアノも!

コラボは清水ミチコさんが大好きな歌手、矢野顕子さんの「ひとつだけ」で共演。ヴァイオリンアレンジは萩森英明さん。
みなさま、楽しくご覧くださいね。

 

おんがく交差点 vol.340 黒木綾子さん

2022.10.15(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第340回ゲストは黒木綾子さん。ファゴット、コントラファゴット奏者です。
 東京フィルで首席ファゴット奏者を務められ、現在はザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団でファゴット奏者として活躍されています。
 今回はファゴットと、さらに低音でなが~い楽器、コントラファゴットも演奏してくださいます。

 コントラファゴットは5m超えで、10年待ちの低音楽器。ポイントは技術より『息の量』だとか。
 ナント!余り物から東京フィルの首席へ?世界的指揮者デュトワと出会って東京フィル首席で共演。

 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団への道は涙?涙の道はこれからも…?
 今回はファゴットとコントラファゴット!特別に2曲共演ですよ!

 まずファゴットと。パガニーニ作曲「ヴァイオリンとファゴットのための3つの二重奏曲MS130より第1番」
 コントラバスーンとオーケストラのための協奏曲第1楽章、オーケストラのピアノ版、超むずかしいのに軽々と!山中惇史さんです。
 貴重なお話と演奏をお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.339 アラカリ大輔さん

2022.10.08(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第339回ゲストは”ンゴニ奏者”アラカリ大輔さん。
 ”ンゴニ”とは西アフリカ・マリ共和国の弦楽器です。ひょうたんにヤギの革を張り付けた本体、弦は釣り糸、音はハープのようです。

 低音の”ドンソンゴニ”は狩人のための伝統楽器で、高音の”カメレンゴニ”は若者用?
 ”ンゴニ”の奏者は、演奏しながら物語を歌い伝える…日本の琵琶法師のような存在です。
 アラカリさんと”ンゴニ”の出会いはアフリカで置き引きに遭って……びっくりするようなお話も伺えます。

 運命を変えたのはマリの村のお祭り?村々を飛び込みで訪ねて、先生に弟子入りされたそうです。
 民族楽器を究めていらっしゃる方は、この「村に飛び込みで…」という方が多いですね。

 小径は〈アフリカのマーラー〉と呼ばれたサミュエル・コールリッジ=テイラー……ロンドン生まれ、アメリカで作曲する指揮者として活躍した…イギリス人作曲家の作品。「アフリカ舞曲」

 コラボは西アフリカの伝統音楽〈祖国のこどもたちに向けた歌〉「ファソデヌ」を森川拓哉編曲で。私もアフリカの一弦ヴァイオリンに挑戦してみました。

 めずらしいお話とともにお楽しみくださいね。