メニュー 閉じる

おんがく交差点 vol.413 福田進一さん

2024.03.16(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第413回ゲストはクラシックギターの福田進一さん。

クラシックギターの第一人者で、長年日本のギター界を牽引してこられました。
パリ国際ギターコンクールで優勝された福田さん。国際コンクールの課題曲は膨大で、まるでリサイタルの厳しさだったそうですよ。
でも優勝してしまったら、25歳で燃え尽き症候群に……?それでも、パリのストリートでまた燃えた!?

リサイタルはまるでレストラン。プログラムはフルコースのお料理に見立てて。福田さん流のプログラムはどのように?
興味深いお話をしてくださいますよ。
そして世界に154本しかない使用楽器についても詳しく教えてくださいます。…あら、そんなことまで、公開しちゃっていいの?
みなさま、お聞き逃しなく!

いい音楽に必要なのは本と絵と……あれ?
何でしょうね。
映画『マチネの終わりに』のギター監修では、福山雅治さんと対決?……と思いきや敵は、なんと自分だった?と。

福田さんのソロ、エリック・サティの作品を受けて、小径はサン=サーンス作曲「ヴァイオリン協奏曲 第3番 第2楽章」
映画音楽を最初に作曲し、映画のクオリティを高め、より多くの観客動員にも貢献したのがサン=サーンス。彼に続いて、映画音楽を手がけたのがサティ。
オーケストラのような素敵な響きのピアノは山田武彦さん。
そしてコラボは不世出のタンゴ歌手、現在もタンゴ界の偶像にとどまらず、アルゼンチンの国民的英雄、カルロス・ガルデル作曲 「ウナ カベーサ(首の差で)」

みなさま ぜひお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.412 海老彰子さん

2024.03.09(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

おんがく交差点第412回ゲストはピアニスト海老彰子さん。

1年の大半をフランスを中心に、ヨーロッパで活動されて、日本と往ったり来たりしていらっしゃいます。ショパン国際ピアノコンクールの審査員も務める方です。

ラヴェルは管弦楽で、ドビュッシーはワルツ?
何のこと?と思われるでしょうが、同じフランスの作曲家でも、個性が全く違うので、向き合い方も変わってくる!
ぜひお聞きください。
 またサティの音楽はエスプリを理解しないとおもしろくない、ではエスプリを理解するには?
 これも長年パリで暮らしていらっしゃる海老さんならでは…のお話ですね。

 さて、みなさまも知りたい?ショパンコンクール。審査員は3週間ショパン漬け!最初は耳が心配になられた…とか。
 審査の秘訣!ショパンの手紙にあるようですよ。これは必聴。
でも…ショパンではない演奏でも○、その理由とは?

 世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチと何度も共演されているので、興味深いお話をされます。本番直前の舞台裏の様子!貴重なお話、伺えますよ。

 海老さんのソロは、日本もフランスも共通するドビュッシーの「雨」の作品、「雨の庭」
 コラボ1曲めは、今海老さんがお気に入りの、レスピーギ作曲「ヴァイオリン・ソナタ第1楽章より」
 コラボ2曲めはフランスの美しいオペラ、サン=サーンス作曲「サムソンとデリラ」より「あなたの声に私の心は開く」

 高校時代から「すばらしいなあ…」と憧れていた海老さんとの初共演となりました。
 みなさまぜひご覧くださいね。

おんがく交差点 vol.411 小栗まち絵さん

2024.03.02(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第411回ゲストはヴァイオリニスト、小栗まち絵さん。
名ヴァイオリニストであり、また名指導者として名高い小栗さん。

 ヴァイオリンを始めたきっかけは銀行員でいらしたお父様?
小学1年生の時に小澤征爾さんの指揮で演奏されたそうです。すごいですね。

 中学1年生になるとオーケストラのコンサートミストレスに抜擢され、齋藤秀雄先生の指揮でも演奏。幼くして頭角を現していらしたんですね。

 でもオーケストラでは、指揮の通りに弾いているのに、なぜか自分だけ怒られて……おかしいなあ?その後、後ろが見えていなかった!ことに気づかれたそうです。
 そうなんです、、オーケストラは大所帯。コンマスは自分だけが、完璧に弾けたとしても、それだけでは務まらないんですね…。

 カルテットも大好きで活動されますが、知らないうちにメンバーに決められていたことがきっかけ?

 指導者として大切にされているのは「敬意!」だいじなことをおっしゃって下さいました!
 また小澤征爾さんの思い出、間近で見たマエストロ小澤征爾さんの凄さも語って下さいます。必聴!

 小栗さんのソロ、貴志康一作曲の美しい「竹取物語」を受けて、竹取とくれば月の光。
 小径はドビュッシー作曲 「月の光」(ヴァイオリン版)美しいピアノは榎本 潤さん。
 コラボはバッハの名曲。最も有名なオルガン曲「トッカータとフーガ」(ヴァイオリン二重奏版)よりお届けします。

 ぜひお聴き下さいね。

おんがく交差点 vol.410 コラボレーション名曲集第50弾

2024.02.24(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第410回はコラボレーション名曲集第50弾!
今回も豪華なゲストと大谷康子さんのコラボレーションをお楽しみください。
ほかではなかなか聴けない貴重なコラボです!

チェロ界のホープ: 岡本侑也さん
「3つの二重奏曲第1番 WoO.27-1 第3楽章」
作曲: ベートーヴェン
編曲: ヘルマン

歌うチェロ: 長谷川陽子さん
ピアノ三重奏曲 アレグロ JS 27
作曲: シベリウス

ロシアのチェロ: ドミトリー・フェイギンさん
戦争と平和 作品91より「ワルツ」
作曲:プロコフィエフ
(大谷スタッフ)

おんがく交差点 vol.409 Yoyaさん

2024.02.17(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第409回ゲストはギリシャ伝統楽器ブズーキ奏者のYoya(ヨーヤ)さん。

 ブズーキはギリシャの国民に愛されている伝統的な弦楽器です。
 現代ギリシャ音楽の中心的な存在の撥弦楽器!

 胴体は木材を組み合わせた丸い形で、胴体の表には美しい螺鈿細工が施されています。
 弦はスチールで、同じ音が2本ずつある複弦になっています。ギターのように、2本ある弦を同時に弾くので、独特な音色です。

 Yoyaさんはブズーキに約20年前に出会い、その当時はギター演奏の経験もほとんどなかったとか。
 ところが、とある民族楽器店でブズーキを見て、なんと!音色を聴く前に一目惚れしちゃった!
 こんなことってあるんですね!
 この番組で初めてお会いする方の、すごいエピソードを伺えて、いつもびっくりしたり、世界が広がります。

 Yoyaさんのソロ、ギリシャ音楽レベティコを受けて、小径はギリシャ神話の〈オルフェウスとエウリディーチェ〉がテーマの作品です。
 グルック作曲「精霊の踊り」をクライスラー編曲版で。美しいピアノは佐藤卓史さんです。

 コラボは必聴!ギリシャが舞台の映画『日曜はダメよ』の、ブズーキを使ったテーマ曲。
 マノス・ハジダキス作曲、萩森英明編曲「ネバー・オン・サンデー(タペディアトウピレア)」共演は、maoさん。

 貴重な機会です。ぜひお聴きくださいね!

おんがく交差点 vol.408 孫シャオモンさん

2024.02.10(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第408回ゲストは中国笛子(ディズ)演奏家、孫シャオモン(スン・シャオモン)さん。

『笛子(ディズ)』は中国の伝統的な竹製の横笛です。

 笛子は、日本の雅楽の笛『龍笛』と似ていますが、中国特有の音色です。
 なぜ、中国特有の音色になるのか?その秘密は、日本の笛にはない『葦でできた薄い膜』が1枚あるからだそうです。専門的なお話も伺えますよ。

 今回は、日本の尺八の兄弟ともいわれる、竹製のなが~い中国縦笛『簫(しょう)』も紹介してくださいます!

 楽器を始めたきっかけは、古代ドラマ!幼い頃はなんと人間が苦手で、動物を集めたかった…?色々理由があるんですね。

 中国の伝統楽器を学ぶためなのに……?なぜか日本に留学されました。笛は狭い世界だから、日本にいらした?
色々お話くださいます。

 孫さんのソロは故郷の曲。小径は、中国の笛にまつわる、マーラー作曲「大地の歌 第3楽章 青春について より」
美しいピアノは榎本潤さん。
 コラボは孫さんも私もよく知っている作曲家の作品です。牟岐礼作曲、編曲「永遠の愛」
中国特有の響きをお楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.407 金子美勇士さん

2024.02.03(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第407回ゲストはピアニスト金子三勇士(かねこ・みゆじ)さん。

 日本とハンガリー、2つのアイデンティティを持つ三勇士さん。
2歳でピアノと出会い、なんと!6歳でひとりハンガリーに留学。

 見た目のせいでイジメられてハンガリーに馴染めなかった?
でもその環境が音楽を極めるモチベーションになっていったそうです。

 大切なことを色々お話くださいましたよ。
 ハンガリーではなかなか楽譜は開かせません。なぜ?作品と向き合うアプローチが日本と正反対!

 はなやかなイメージの『ピアノの魔術師』リストですが、その素顔は、世のために色々なことを成したそうです。『本当のリスト像』に感銘を受けた三勇士さんはそれを伝えるべく、ご自身が『21世紀のリスト』になりたい!と強く語ります。

 私は三勇士さんが高校生の時出会い、「素直でしっかりした好青年(好少年?)だなあ…」と、注目してきました。

 今や大活躍!
 地に足のついた活動ぶり、演奏とともにすばらしいお話もぜひお聞きくださいね。

 コラボは2曲ともリストの作品です。
 まず「レメーニの結婚式のための祝婚曲 S129」
 そして「協奏的大二重奏曲 S128」

おんがく交差点 vol.406 コラボレーション名曲集第49弾

2024.01.27(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第406回はコラボレーション名曲集第49弾!
 今回も豪華なゲストと大谷康子さんのコラボレーションをお楽しみください。
 ほかではなかなか聴けない貴重なコラボです!

由紀さおりさん
「あなたにとって」
作詞・作曲 アンジェラ・アキ
編曲 萩森英明

芹洋子さん
「好きです かわさき 愛の街」
作詞 肥後義子
作曲 山本直純
編曲 萩森英明

春日宏美さん
「浅草オペラメドレー」
ベアトリ姐ちゃん〜おてくさんの歌〜桜咲く国
編曲 萩森英明

(大谷スタッフ)

おんがく交差点 vol.405 佐藤晴真さん

2024.01.20(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第405回ゲストはチェリスト佐藤晴真(はるま)さん。

 ミュンヘン国際音楽コンクールのチェロ部門で日本人初優勝された、25歳!新進気鋭のチェリストです。

私は晴真さんが高校生の時に、初めて聴いて、その高い音楽性に「えっ…本当に高校生?」と驚いた記憶があります。
ですからこの、ミュンヘン優勝も「さもありなん!」とうれしかったです。
ご本人は結果よりも満足いく演奏ができるかどうか…が大切!ですから「審査員わかってないな!」と思うこともあるそうですよ。審査員の先生方しっかりしてくださいよ😉

 留学したベルリンでは人の歩くスピードを観察していたそう?ブラームスの音楽につながっている?…ってどういうことでしょうね。
 大切なお話を伺えます。

 また使用している弓はワケあり?!自分のも持っているけれど、お借りした弓で演奏している理由とは?
 なかなか普段聞けないお話です。

 次々コンサートの晴真さんですが、本番直前はイメージトレーニングばかりだそうです。
 やはり想像力の豊かさが大切!それは語彙の多さにつながると考えて、短歌を読み始めたそうです。音楽と意外な共通点があったから!だそうです。

今回はすべてのコーナー、没後100年のフォーレの作品をみなさまに聴いていただくことになりました。
晴真さんソロは「エレジー」小径は「子守歌」コラボは「ピアノトリオ Op.120第1楽章より」
すばらしいピアノは佐藤卓史さんです。W佐藤!
お楽しみくださいね。

おんがく交差点 vol.404 古謝美佐子さん

2024.01.13(土)朝8:00より
BSテレ東にて放送

 おんがく交差点第404回ゲストは、沖縄民謡歌手 古謝美佐子さん。

 沖縄を代表する新しい子守歌の作詞を担当されています。
 歌の原点は「沖縄芝居」?役者さんより先にセリフを言ってしまって……劇団の人に怒られた?
 なかなか聞けないお話ですね。

 小さい時から歌が大好き!でもお母さんは歌うことに大反対だったそうで、9歳でのデビューも嫌々納得された…とか。
 でも、今大歌手になられたのは、やはり「好きこそ、物の上手なれ!」ですね。

 またまたすごいお話が飛び出します。
 映画『ラストエンペラー』の音楽で有名な「坂本龍一さん」との出会いとは……。

 どのフレーズから歌い出したらいいか、わからなくて、坂本龍一さん自身が合図を出して下さってレコーディングとなった…。

 坂本さんは生き続けている!
 亡くなってしまったけど、どこかにいるような気がする……?
 強い絆でいらしたんですね。

 古謝さんのソロは平和への願いが込められた歌!
 小径は沖縄民謡。普久原恒勇作曲 萩森英明編曲 「やっちー」(やっちー…とはお兄ちゃんの意味)
 佐藤卓史さんの温かいピアノの音でお聴きくださいね。

 コラボは古謝さんが作詞をして、沖縄を代表する新しい子守歌としてブームを読んでいる曲。多くの歌手から愛されています!

 佐原一哉作曲「童神」
 佐原一哉さんご自身のキーボードと演奏させていただき、感動でした。
 みなさま、ゆっくりお聴きくださいね。